2015/06/27
インプラント症例

インプラント義歯 80代 女性

主訴

入れ歯が合わなくて困ってる。下の歯も綺麗にしたい。

治療計画

上の歯はグラグラしているので、長くはもたないと説明。総入れ歯は嫌なので、インプラント治療を選択。インプラントを上顎に4本入れて、そこを固定源に違和感の少なく落ちない入れ歯を製作予定。下の歯も極力抜歯をせず、セラミックにて審美性の回復を行う。

治療期間 4ヶ月を予定

術前

【初診時】正面観

入れ歯は落ちやすく、食事がしにくいとのこと。また上の入れ歯の留め金と、下の銀歯のせいで見た目も気になる様子。

【初診時】上顎

上顎は三本しか歯が残ってない上に、その歯も動いており入れ歯が不安定な状態。総入れ歯になるとさらに食事の制限が出ると思われる。

【初診時】下顎

銀歯が気になるとのこと。歯の並びも悪く見た目も改善を希望。審美性に優れたセラミッククラウンを装着予定。

術中

今ある3本の歯は抜歯をせず、インプラントを埋入。3本の歯はインプラント義歯が入るまでの支えとして利用し、インプラントと骨がくっつく(オッセオインテグレーション)のを確認し抜歯を行う。3ヶ月の待機期間中に、下顎のブリッジ、クラウンの再作製の準備を行う。

インプラント4本埋入。

オペ時間は一時間半。骨の量が不足してたため、骨増生も行う。

下顎セラミックブリッジ、クラウンセット前。

真ん中の歯は動揺があり抜歯。両サイドの歯は良好なのでブリッジを作製。

オペ後3ヶ月。バータイプの留め金試適。 

入れ歯にクリップを入れることで、入れ歯とお口の中の金属のバーがしっかり嵌合。外れることのない義歯を作製。

 

 

上顎義歯、下顎セラミックセット前。 

患者様に歯の並びや大きさを確認してもらい、最終チェックを行う。

術後

【セット時】正面観

審美面の改善。大きく口を開けて笑っても落ちないし、見た目も綺麗なので笑顔が増えたとのこと。

【セット時】下顎

銀歯がなくなり、歯並びを改善することで審美性の改善が認められる。

 

 

【セット時】上顎

総入れ歯と異なり、インプラント支持の入れ歯の場合、口蓋部をくり抜くことで違和感の少ない義歯を装着することが可能。ガタつくこともないので食事を楽しんでるとのこと。

金属床義歯

義歯にクリップを設けることで、インプラント部分としっかり嵌合し落ちない入れ歯を実現。

インプラントオーバーデンチャー

部分入れ歯は残ってる歯が多いほど安定感もあり、違和感も少ないです。今回の場合のように、残ってる歯が少なく揺れてる場合はいずれ総入れ歯になり、その後の食事が難しくなります。本症例のようにインプラントを4本入れる事で、入れ歯がガタつく事もなくしっかりと食事をすることが可能になります。

インプラント義歯の利点欠点

(+) しっかりと食事が出来る。入れ歯の面積を小さくできるので、違和感も少ない。
(ー) 保険適応外。外科治療が必要。

(補足)当患者様はインプラント義歯に満足されてましたが、取り外しのない固定性の補綴物(出し入れしなくていいブリッジ)を希望され、もう2本追加でインプラントを埋入し治療を進めています。

入れ歯が痛くてお困りの方、入れ歯のない食生活を望まれる方は、大阪市東住吉区のひだまり歯科クリニックにお気軽にご相談ください。

患者様のご希望ご予算に合わせて、様々な治療法をご提案いたします。

インプラントの事なら、大阪市東住吉区の ひだまり歯科クリニック(近鉄 針中野駅徒歩1分 地下鉄 駒川中野駅徒歩10分)までご連絡ください。

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